2010/12/11

Hey, China!

ファンキーな看板

どうやら中部から北インドの人々にとって、僕の容姿は
彼らの持つ中国人のイメージに合致するらしい。
多くの人々が、Hey, China!と声をかけ、彼らの言葉で罵しり、
そして時には水を掛けたりもしてくる。

明らかに好意的ではない態度、剥き出しの軽蔑。
けして彼らは一人ではそのような行動を起こさない。
集団のうち、誰か一人が声を出し、
そして周囲も笑いだすというお決まりのパターン。

そうすることによって、彼らの何が満たされるのかは
わからない。中印国境紛争で味わった屈辱、
中国から押し寄せてくる価格破壊の商品による脅威。
一体、何が彼らを駆り立てるのだろうか。
傷つきはしないまでも、不快感をその度に覚える。

異なるものをどう受け止めるのか、このことはヒトの
大きな課題だと思う。きっと上の現象もインド人特有の
ものではないと思う。いじめや外国からの移住者に
対する人々の眼差しといった違う形で日本でも顕われて
いるんじゃないだろうか。

この異質なものへの負の反応は、ヒトの自然な心理作用として
受け入れなければならないのだろうか、それとも
適切な教育などで乗り越えることのできる問題なのだろうか。
不可触民という考え撤廃しようとしたガンディー
もう少しじっくり考えてみることにします・・・

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