2010/12/08

20倍の謎

旅をしていると、気づかされるのが国ごとに違う観光政策。
国々によって、外国人を旅行者を受け入れる態勢が大きく違います。
その点、スリランカは不思議な観光政策をとっていました。
ムーンストーン
僕が訪れた国が管理するほとんどの観光名所で、外国人料金は
現地人の”20”倍に設定されていたんです。例えば、

動物園だとスリランカ人70円、外国人1400円。
滝、スリランカ人10円、外国人200円。

さらに文化遺産を巡るチケットセットが外国人向けに
5000円で販売されているのに対し、スリランカ人は
その遺産の多くに無料又は格安で入場できます。

いくら物価の安いスリランカとはいえ、観光地で現地人の
20倍の料金を毎回支払っていくのは、不愉快だし、
何より資金的に厳しい。この値段設定は、先進国から来た
\資金に余裕がある人々ならともかく、物価の安い国々の
人々がスリランカを観光のために訪れる機会を奪うはず。

非公式なラピュタのモデル「ヤッパフーア」
スリランカはコンパクトな土地の中に素晴らしい自然と
文化遺産を持った魅力的な国。タイのように多くの国々から
多くの観光客を呼べる要素があるのに、自らの政策でそれを
台無しにしている。

スリランカを旅しているとそんな気がしてなりませんでした。

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