2010/07/05

Octber Sky

Twitterで見た「起業家精神育成の最高の教科書」という言葉の
惹かれて見た映画。想像よりも遙かに素晴らしい作品だった。




<内容>
October Skyはアメリカの炭坑町を舞台に、四人の高校生が
ロケット作りに青春を懸けた物語。ソ連の人工衛星スプートニクの
打ち上げ成功に感化された彼らは、自らの手でロケットを作ることを
決意する。挑戦を初めた彼らに待ち受けていたのは、周囲の
冷ややかな目と度重なる失敗だった。しかし、彼らは諦めることはなかった。
苦難を諸ともせず、前と進んでいく彼らに徐々に周囲も
心動かされていくことになる。そして彼らは全米科学コンテストで
優勝を果たす。最期の場面では、最後まで主人公の青年を認めようと
しなかった頑な父の心も折れ、生き方は違えど父と息子は互いを
受けいれたのであった。

<感想>
おそらく周囲の誰もが炭坑の青年たちが本当にロケットを作れるとは
思えなかっただろう、というより前例がないが故に彼らを信じることが
できなかったのだろう。そんな状況でも最後まで夢を諦めなかった
彼らはすごい。彼らのように常識を打ち破り先へと進んでいった人々の
物語に僕の胸は打たれる。

大半の人にとって常識は重くのしかかり、何か新しいことやろうとしても
いつの間にか常識に飲み込まれる。もしかすると挑戦しようとした思いさえも
忘れらてしまうのかもしれない。だからこそ、この物語の青年たち
のように常識を打ち破った行為は人々から偉業として称えられるのだろう。
それは、ガンジーやキング牧師、ミルクなどの偉人にも当てはまる。
ただ彼らは最初から偉人として賞賛されるためにその偉業を成し
遂げたのではないはずだ。もし初めから賞賛を狙い周囲の評価を
気にしていれば、常識という周囲の目の集合体に勝つとは考えられない。

きっと彼らはひたすらに最後まで自分の信じる道を歩み続けたのだと思う。
そんな希有な人間に僕は憧れるし、そんな人間でありたい。

2010/07/02

旅に出る理由

「もっと大きな窓からこの世界を感じ、生きたい。」


はじまりはアジア学院という栃木にある学校。
世界十数カ国の人々と、共に暮らした一ヶ月。
自分の人間としての小ささに気づかされた。
どんどんと自分が崩さていくのを感じた。


小さな窓からしかこの世界を見れていない自分。





狭い環境で培った感覚をこの世界の常識と信じる愚かさ。
一歩外に出れば、すぐにぼろがでた。


そのことを痛感し、僕は思った。


このまま「井の中の蛙」で終わりたくない。


世界と自分をつなぐ窓を広げよう。


自身の五感を使い、もっとこの世界を感じ、
そこに暮らす人々と交わってくることを決めた。


その結果として、自分がどのうなるのかわからない。
ただの時間とお金の浪費で終わるんじゃないかという
不安もある。けど僕の人生にとって大切な経験になる
はずだという思いのほうが遥かに強い。

だから僕は旅に出ます。