2010/12/25

素敵なクリスマスプレゼント

まずは昔話。

事情があって地区の中学校ではなく、離れた場所にある
別のに小中一貫の学校に僕は入学した。

良家の子どもたち、すでに出来上がった友情関係、
その環境に馴染めずに僕は入学早々孤立してしまう。
そしていじめにあった。

やはりいじめは悲しいもの。学校では泣かなくても、
人がいない帰り道で一人涙したこともあった。
ただ誰にも相談しなかった。

よくいじめの問題で教師や親がそのことを把握してない
ということがある。しかし、それは彼らの責任だけでなく、
子どもが恥ずかしくて外にだそうとしない頑な姿勢が
大きな原因だと僕は思う。

エロ―ラの石窟
そこで一人悩んだ自分は何故か本屋に向かった。
社会人が向けの人間関係上達法みたいな本を数冊買い、
読みふけた。今思えば謎なプロセス。

そして、本で書かれていることを実践すると不思議と
孤立することがなくなり、いつしかいじめはなくなった。

ただその時以来、「自分は本に頼らなければいないほど、
対人関係の力がないんだ」と強く思うようになった。
劣等感という後遺症。

その悩みを克服すべく、色々なことにチャレンジした。
例えば、何度も1000人以上の前で話す機会を得るために
高校時代は生徒会の副会長になった。知らない人と話す力を
得るために、東京から九州までヒッチハイクをした。

それでもなかなか後遺症は払拭できなかった。

ただ旅に出てから、ようやく違う見方ができるように
なってきている。

多くの土地でたくさんの人に出会い、しゃべり、仲良くなった。

そして昨日のクリスマスイブ。偶然スペインの子から彼らの
パーティーに誘われた。見知らぬ欧米人十数名とのディナー。
行く前はびびった。しかしいざ終わってみると、レストランで
ワイン片手に楽しく談笑し、深夜までクラブで盛り上がった。
クリスマスパーティー
「やればできるじゃん。少しは前進したのかも」

この先、後遺症が完全になくなることはないのかもしれない。
ただ人見知りだけど、最低限必要な人と仲良くなれる力は
備えてるから大丈夫。そう思えるようになってきた。
長らく苦しんできた悩みが消えて安心を得ようとしている。
これも全て色々な人との出会い、そして経験のおかげ。

ほんと感謝やわ。

No comments:

Post a Comment