2010/12/03

頭をはたかれて気づいたこと

3週目。前週と同じく習熟コース。今回はクラスメートとして
一人のドイツ人女性。普段はスポーツインストラクター
をしているとのこと。

それまでの二週間を終え、僕の中で課題として感じていたのが
集中力。タイマッサージを全身に施すとなると、一時間半は
かかります。その過程で最後まで集中力を保つことができず、
僕は途中で意識が朦朧としたりもしていました。
大きな課題だと気づいてはいました。

そして、その課題は事件を引き起こしたのです。
巨大な寝仏
ドイツ人女性が来た一日目。僕は彼女にマッサージを
することに。その時にはすでに今までの成果もあり
大分納得のいく押しができるようになっていました。
しかし後半にさしかかり、例の通り集中力が切れ、
少しボーっとしながら施術を続けていました。
そして彼女に対して、押してはならない場所を押すという
禁則事項をしてしまったのです。
怒った彼女は持っていたマッサージの手引きで、
僕の頭はたき、「もういい!」といって、
それ以上、僕の施術を受けようとはしませんでした。

幸い、彼女の怒り以外は何も引き起こさなかったのですが、
一歩間違えれば彼女の体を傷つけることになりかねなかった
自分の過ち。マッサージという人の身体を触る
センシティブな行為で、気を抜くという自分の甘さ。
その晩、僕は深く反省をしていました。
薬草を使った風邪の治療
翌日、そのことを彼女に詫び、再度マッサージを
させてもらうことに。だいぶ意識を高めていたので、
その回は最後まで集中力を保った状態で施術を
やり遂げることができました。そして不思議と、
それ以後の回も自然と集中力を切らさなくなっていました。

彼女への失敗から学んだこと。
今、目の前にあるものへ意識を集中させるということ。

思い返せばそれができずにマッサージだけではなく
自分の多くの苦い経験を引き起こしていました。
目の前にあるものへ集中すべきところで、キャパを超え
他の活動へ参加し意識を拡散、そして最悪どちらも共倒れ
といったことが度々あったのです。今後はその失敗を
繰り返さないよう、彼女から教えてもらったことを
深く刻みつけます。

実りある三週間になりました。一人前になるまで
5年はかかるタイマッサージ。

僕のレベルはかなりのアマチュアですが、
気軽に声をかけてください。

ではでは。

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