2011/01/22

さよならJAIPUR!!


 昨日で7週間共に過ごした子どもたちとお別れ。

ある子の夢
HIVのせいで親が死んだなど、何かしらの理由により、
この孤児院(児童養護施設)で暮らすことになった
HIVを抱えた子どもたち。そして、彼らの面倒をみる
スタッフもHIVに感染した女性たち。楽しそうななか
に寂しさが、明るい笑顔のなかに悲しさが時折顔を出し、
それを見るのは辛かった。

僕にできたこと。抱きついてきた子どもたちを強く抱きしめ、
話しを聞いて欲しい彼らの声に耳を傾け、一緒にご飯を食べ、
共に遊ぶ。ほんとうに小さなことだった。

インドならではの事情、そして自身の準備不足と力不足
という大きな原因によってここに来る前・来た後に
考えたことで実現できなかったものはたくさんある。
活動の半ばには、そうなることがはっきりとし、
早めにこの場所を後にすることも考えた。

ただし当初決めていた期間、活動をやり抜いてよかった
と今は思う。出会いや経験、気づきなどを含め、最後まで
良くも悪くも濃い時間だった。

彼らと共に過ごした時間は僕にとっていつまでも大切な
思い出になっていくことだろう。もし同じようにその時間が
彼らにとっても意味あるものになってくれていれば、
それ以上幸せなことはない。
荒野に沈む夕日
彼らはもちろん、このチャンスを与えてくれた
アイセックの人たちに心から感謝。

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