2010/09/12

フィリピン語学学校

日本を離れ、約2ヶ月が経ち、昨夜、僕はタイのバンコクに着きました。
今までのことを一度振り返ろうと思います。

これまでのほとんどの時間を僕はフィリピンで過ごしました。
その一番の目的は英語の語学学校へ通うためでした。

「フィリピン」×「英語の勉強」

まだ日本ではこの選択肢は馴染みのないものだと思います。
しかし、お隣の韓国では数年前からすでにブームとなっているようです。
すでの多くの韓国人経営の学校があり、多くの韓国の若者がフィリピン
に語学留学を行っているのです。

今回は僕の経験を踏まえ、少しフィリピンの語学留学について
語ってみようと思います。

はじめに、フィリピンへの語学留学の良さについてです。

1.マンツーマンのレッスン
まずフィリピンの語学留学最大のウリが、一対一形式の授業です。
賃金の低い国だからこそ可能な教師と生徒のマンツーマン形式のクラス。
当然複数人によるグループでのクラスと比べ、生徒の発言する機会は
格段に多いです。また教師も一人への指導に集中できるので、
文法や発音のミスも、その都度、丁寧に説明してくれます。

2.フィリピン人の英語
またアメリカ英語をもとにしているものの、音の消失や接続が少ないので
フィリピン人の英語は非ネイティブにはとてもクリアーに聞こえます。
英語の初級者にとっては、先にフィリピン英語で、一つ一つの音を
聞けるように耳慣らしすることは、将来的にハードルの高いアメリカ英語を
聞けるようになるいいステップなのではないかと感じます。

3.授業料と滞在費の安さ
そしてフィリピンの物価はアメリカやオーストラリアなどの英語圏に
比べて格段に安い。そのため、フィリピンへ留学する費用もやすくなります。
一カ月8万ぐらいから、留学することが可能。留学の最大のネックの
お金のハードルも、この国への留学の場合は低いのです。

このような利点があるものの、問題点も少なからずあります。

1.タガリッシュ
タガリッシュとは、文法や語法は正しくても、発音がアメリカ英語とは
異なるフィリピン独特の英語です。第二公用語が英語とは言え、
日常ではタガログや方言をしゃべるフィリピンの人々。経験の
浅い教師やメアメリカの英語に触れることをしてこなかった教師は
どうしてもタガリッシュをしゃべることになります。初めのうちは
何をいっているのかわかりません。

2.教師の質
一対一の形式の授業において、教師の実力はとても重要です。
当然、この形式を実現するには、大量の教師を雇うことになります。
そのため、質の高さを保つが困難になることも。すべの教師が英語
を十分に理解していても、中には教えること上手いとは言えない教師が
含まれることになります。

このようことが、僕が考えるフィリピン語学留学の利点と問題点です。

そして結論になりますが、僕はフィリピンに語学留学して良かった
と思います。留学する前は、簡単な文でさえ口にするのに時間が
かっていましたが、留学終え、だいぶすらすら言えるようになりました。
それに以前は、外国人としゃべるのを避けてばかりいたのですが、
今は楽しく感じるようになりました。それは、会話力を上げるのに
不可欠な絶対量をこの留学でこなせたからだと思います。

このようなことから僕としては、英語、特に会話に苦手意識を
持っていて、外国の人々との会話を楽しめない人には、
フィリピン語学留学をお勧めします。また時間や資金的に厳しい人にも、
レアジョブなどのオンライン英会話などを活用されてみてはどうでしょうか。

世界遺産”バナウェのライステラス”
次回は、語学学校で出会ったフィリピンの人々について語ります。

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